2008年04月16日

素敵な映画です!!「地上5センチの恋心」

今日は、神戸元町の映画館「神戸シネリーブル」さんは
レディスデーです。

夕飯の支度も必要なくなったのでぽっかり空いたこんな日は
一人でのんびり映画でも。。。と行ってまいりました。

フランスとベルギーの合作映画
「地上5センチの恋心」です。
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アラフォー、アラサーのお嬢様方。
思いきり私のようなオーバーフォーティーな奥様。
そして、恋をしている人。
恋をしていない人。
恋に恋をしている人。
恋を少しだけ忘れかけている人。

是非、観てくださいっ!!!

サングラスをした女。どうやら恋人にでもなぐられたような
目に大きなアザをつくっている女が、デパートの化粧品売り場
でいうのです。
「ドアにぶつけてこんな風になってしまったのだけど、
これを隠すメイク商品はないかしら?
「とんでもないドア(男)もいるものね。でも一番いい方法は
食料品売り場の羊のお肉を買ってその目を冷やすことよ。」
そうです。
ヒロインは、この人の心に優しく溶け込むようにアドバイスを
してくれる癒しのおばさん店員のオデットです。

10年前に夫を亡くし、ゲイの息子、学歴はあるのに働かず
オシャレもしないで足の臭いヘンな男と暮らす娘がいます。
彼女の楽しみは、ハーレクインのようなロマンスたっぷりの
小説を読み、空想にふけること。そしていよいよ憧れていた
この小説家バルタザールのサイン会に行くことに・・・。
少女のようにウキウキとオシャレをし、初恋の人に会うときの
ように心も足も跳んでしまいそうなオデット。
しかし、バルタザールは女好きの流行作家。そしてライバル作家に
酷評され、自分の才能の限界と美しい妻、パリの大きなアパート
別荘をもち幸せなはずなのに、どこか満たされない思いを抱いて
いました。
あるとき、こんな繊細な流行作家のバルタザールはライバル作家と
妻が浮気をしていることを知り、ショックを受け自殺を図って
しまいます。命は助かりましたが、ウツ病と絶望感で病院を
抜け出します。そして、偶然ジャケットにはいっていた
ほったらかしのオデットのファンレターを読むのでした。。。

全く接点のない、人気作家と一読者ファンという二人がそこから
心を通わせていくのですが・・・
このカトリーヌ・フロ演じる「オデット」のかわいいおばさんが
ステキなのです。
148369.jpg
落ち目のバルタザールが描く本を読むことで生活に追われ希望も
なくなりかけていたオデットの心に灯りをともし、恋する心を
ずっと持たせてくれたこと。
でもそんな憧れの人が現実に自分の目の前にあることで、現実と
ファンタジーのバランスが崩れていくことに戸惑っていきます。
バルタザールは、教養もなくウィットにとんだ話をするでもない
彼女から癒しと自信をもつ力をもらっていくのです。

オデットは、決してセレブリティではないけれど
小さな幸せを生活の中から見つけ出す豊かな心と
揺るがない価値観、そして家族愛があふれています。

恋が成就しそうになったとき、彼女はためらい身をひきます。
ここで私は泣けてきます。
思慮深い、謙虚で深い慈愛の心のオデット。
恋から愛に変わっていくことを知っていながら、夢を夢の世界に
戻そうとするのです。

バルタザールの浮気妻が夫を迎えにくるシーン。
妻は「夫はいつも浮気をしていたわ」
するとオデットは彼女にこういうのです。
「男は、違ういい匂いのところに行ってしまうものよ。
私の夫もきっとそうしてたと思うわ。でも、最後には私の手を
とって私の胸の中で亡くなったのよ。愛してるわと心から幸せに
思ったものよ」と。
>ここで私、号泣。。。

お世辞にも孝行息子、娘といえない二人の子供達が本当に
母であるオデットに向かってなんともいえない表情をします。
そしてオデットは、愛するバルタザールを奥さんのもとに
返そうとします。
充分愛を子供達に注いできた美しい凛とした母の姿に私も心を
打たれました。

ファンタジーあり、少し変わっていて貧乏だけど愛情が豊かな
家庭と、どんな時もどんな変な隣人達にも侮蔑したりすることなく
同等に相手の思いを大切にするオデット。
オデット「彼女が私の心なのよ。」と語る「ジョセフィン・ベイカー」
の歌と心が見事にかぶっさっていきます。

ベルギー湾岸沿いの工業地帯にある下流階級のアパートが
彼女の自宅ですが、随所に悪趣味なところもあり、キッチュで
かわいいところあり、オデットが好んで着るコートやスカートが
どれもベビーピンクが効いててステキでした。

個人的に好きなシーンは・・・
ゲイの息子ルディ(美容師)にオデットがマニュキアを
塗ってもらいながら、ガールズトークするところ。
変な日本映画がテレビで流れて、日本通?のバルタザールが
「全く勘違いな翻訳だ」と酷評するところ。
>こんなこと、フランスではきっと多いのでしょう。
オデットがホイップしながらお菓子をつくろうとしているところ。
その姿が、スリップみたいなかっこにピンクのブラが見えかくれ
していて、そんな格好で玄関にもでちゃうの???
海に家族でいくときに、黄色のフィアットのルーフに思いきり
荷物を置くところ。
>フランスらしいリゾートの行き方だなあ。

いらないシーンや、監督が描きたい問題点などもきっと
あったのだろうなあと想像するシーンもあったのですが
私はこういうファンタジーで、これだけ誰かの為に幸せの
おすそ分けをしてくれるオデットにはずっと夢心地でいて
もらいたかったので満足です。

絶対、もう一度DVDでも観ます!!
多分、、、いえ、必ずこのサントラ盤買ってしまいそう。(笑)

予告編で観た
「ファクトリーガール」
「ジェイン・オースティンの読書会」
「パリ。恋人たちの2日間」もなんだかおもしろそうでした♪



posted by mint2 at 01:49| 兵庫 | Comment(12) | TrackBack(0) | 映画&ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これ見たいですーーー♪
DVDで、また見たい気持ちもわかりますよーーー
Posted by yuriko at 2008年04月16日 08:13
おっと、これ見たかったんです。恵比須ガーデンプラザで前売り券まで買って持っていたんですが、その後、仕事、年度末、話題作の映画(フィクサー、ノーカントリー、ダージリン急行、ほか)が重なって遂に東京での上映は終わり、私の前売り券もパートなりました。
今週神戸での仕事があるので、時間を作って見に行くぞ!
Posted by ほうじ茶 at 2008年04月16日 14:48
yurikoちゃん
同館で上映していたルーマニアの映画「4ヶ月、3週と2日」を観るか
迷ったのですが、ポスターがかわいかったので
こちらにしましたっ♪
yuriちゃんは絶対気に入ってくださると思います〜(^^)
フランス語が理解できるようになりたいなあと
激しく思いましたわっ。えへへ
Posted by mint2 at 2008年04月16日 18:37
ほうじ茶さま
コメント有難うございますー。
是非是非、神戸でご覧になっていただきたいですっ(^^)
でも、今週の17日(木)までなのでお早めに〜。
京都では7月に上映するようですよ♪
ジョセフィン・ベイカーの曲が頭にこびりついて
キッチンでお尻ふりふりダンスをしそうになっちゃいますよ♪
Posted by mint2 at 2008年04月16日 18:46
情報、有難うございます!

明日の最終回に観に行きます。お聞きしておいてよかった。さもなくば、週末映画館の前で呆然とたたずんでしまうかも知れないところでした。神戸〜泣いてどうなるのか♪、みたいな。

もうひとつ、併せて同じ映画館で、「4ヶ月、3週と2日」も見る予定を立てましたが、これも明日終わりなら、無理ですねえ。
仕事終わってからだから1日に映画2本は無理かな。
Posted by ほうじ茶 at 2008年04月16日 21:06
ほうじ茶さま
時間差になっているので2本重なってなければ
見れるんでしょうが、どうかな???
シネリーブル神戸はとてもみやすいし、隣の上映
スペースにもすぐ移動できるので疲れなければ
いいでしょうね。
(ここのイス、ゆったりしてて頭のところも
隠れるのでいいですよ♪)
お腹が空くかもしれませんが、映画館周辺はお店が
すぐ閉まってしまうので、トアロードのドンク等で
パンやサンドを購入するのをお勧めですっ♪

じk
Posted by mint2 at 2008年04月17日 09:11
私も観ました〜!フランス公開はちょうど一年前でしたが、私もブログに書いたんですよ。
オデット!前向きで恋心いっぱい〜! お友達になりたい〜と思ってしまう飾りのない素敵な女性です!
作家から本にサインをもらう時、あがってしまい自分の名前がうまく言えず、オデットのオが抜けて
「・デット」と書いてもらっていましたよね。
デットだと、フランス語では「借金」といった意味になってしまいます。もの凄く可笑しいこういう部分、字幕の日本語翻訳ではどうなっていたのでしょう?!
フランス語の分らないところもすべて分りたいし、今度は字幕つきで是非また観てみたい映画です。
Posted by 桃子 at 2008年04月18日 18:40
桃子さん♪
コメント有難うございますー(^^)
一年前に桃子さんが書かれているのを再読いたしました〜。
緊張して、オデットの「オ!」が言えず「デット(借金)!」と勘違いされちゃう
ところとかそのままでしたよー。
桃子さんの「トュールモンド」の説明がすっごく
納得の解説でした。有難うございますー。
フランスでは国民的な人気の女優さんだそうですね。
とてもチャーミングで大ファンになってしまいました。
今年観た映画の中でピカイチでした!
今度はカロリーヌが主演の「譜めくりの女」を
観たいなあと思っています♪

それにしても邦題はどう思います?(笑)
ついでに、今からフランス語の勉強(=40の手習い)
ってどう思います?(笑)
Posted by mint2 at 2008年04月19日 09:51
またお邪魔してしまいます。
そうですね、この<5センチ>という数字はどこから出てきたのでしょうねえ?!
完全に(作家への恋で)舞い上がっていますから、5センチなどというけち臭い高さではないはずです!!
字幕には、デットゥ「借金」と訳が書いてあったのですね。丁寧な翻訳の映画だと思います。
私は映画は大好きですが、フランス人のようには理解できないので、私にとっては娯楽と言うよりフランス語の勉強のためです。
学ぶことに遅いと言うことは全くないでしょう!生涯勉強ですものね!!
Posted by 桃子 at 2008年04月19日 23:44
桃子さま♪
レスが遅くなってしまいごめんなさい!
そうなんです。どうして「5p」なのかしら?(笑)
5pどころかオデットは空にふわふわ飛んでるようにハッピーな
表情でしたのにね。(^^)
原題の「オデット・トュールモンド」だとインパクトかけるのかしら?
桃子さんの解説が事前にあればこの名前の深いところも
わかっていいのになーと思いました。
特にヨーロッパの映画の邦題は雰囲気やキャッチコピー的な
要素でつけることが多いですよね。

言葉の深い意味や隠語、韻をふむところ、発音で意味が変わってしまう事など
こういうことが、頭の中に精巧な自動翻訳機があって
すっと理解できたらいいだろうなあ〜。
と思ったりです。
フランス語挑戦したいですっ!!
Posted by mint2 at 2008年04月24日 09:33
こんにちは!!
この映画、すっごく興味あります!!
最近、すっかりDVDにはまりまくってて。。。
と、すんごい暇人全開な生活です。笑
いやーでも、恋っていいですよね(*´∀`*)♪
恋愛系のDVDはとんと見ていないので
こちらのDVDを探してみようと思います。
素敵な情報をありがとうございました!!
Posted by アン at 2008年05月04日 23:50
アンさま♪
わーい。アンさん遊びにきてくださり
ありがとうございますー。
共に神戸人(芦屋&西宮含む♪)ということで
めちゃウレシイですー。
苦楽園駅前で友達んちが歯科医院されてますー(笑)
よく二人で遊んでるんです(えへへ

そうそう、恋愛モノのDVDは最近みれてないのですが、
中国系のしっとりした美しい撮り方をしているDVDを最近よく見てるんですよ。
お薦めだったのは「中国の植物学者の娘たち」という映画です。
同性愛が根底にありますが、ベトナムの景色と空気、光が官能美と共に。。。
もちろんエロスはあってなく、悲しい歴史に翻弄されるヒロインが描かれていて文芸大作の
香りがしますよん♪

日本映画がレンタルできるのであればテレビの「鬼平犯科帳」がすばらしいのです。
美しい雨の江戸の風情とか江戸庶民のささやかな幸せ等を丁寧に描いた珠玉のドラマだと
思っているのですが。。。
うーーー。
語りきれない!!
今日は、買ってしまった「ヘアスプレー」のDVDで
また大きな声で歌って踊って感動しておりました。
素晴らしい作品ですね!!
Posted by mint2 at 2008年05月05日 02:14
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