2008年08月03日

夏の京都「柊家旅館」でお祝いしていただきました♪

ん十年目のお誕生日を少し過ぎたある日。
うちのダンさんが、京都の三大名旅館の一つ「柊家旅館」での滞在をプレゼントしてくれました。揺れるハート

年明けの俵屋さんに続き、今度は真向かいの「柊家」さんです。
東京で仕事をしたあとに、京都に夜に到着するということなので
私が先にチェックインしてお世話になりました。
ひさしぶりのお出かけで、それも大好きな京都。
嬉しい私は、神戸メリケンパークの花火大会に大学のお友達といく
娘の浴衣を用意して送り出したあと、洗濯も早々に済ませて
いそいそと京都へランチに向かいましたー。ダッシュ(走り出すさま)
(お一人様ランチですが、とってもステキなお店に伺わせて
いただきました、次回に書かせていただきます♪)

うちのダンさんが、持病の腰痛のため今回は「柊家」さんの
新館ベットルームのお世話になりました。
2年前に、本館の他に新館を作ったのは若手の新進建築家「道田淳」氏
32歳だそうです。
190年の歴史の中で、日本、世界の著名な政治家、文筆家、俳優に
愛された素晴らしい本館のよさを最大限に活かしながら素晴らしい
新館をお創りになった道田さん、そして柊家さんに拍手です。
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↑昔は人力車もはいったという天井の高い玄関
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↑額の言葉「来者如歸」
お客様には自分の家に帰りついたようにおくつろぎいただき、
一家のご主人が旅から帰ってきたような気持ちであたたかく
おもてなしをする。
という意味だそうです。
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↑川端康成先生が、奥様とのんびり過ごされたお部屋。
坪庭がしっとりと美しいです。
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↑元は茶室。炉がきってある小さなお部屋ですが、喜劇王チャップリンさんは
このお部屋がことのほかお好きだったそうです。(^^)
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↑テレビの新日曜美術館で拝見していて是非見たかった
幻の天才ステンドグラス作家「小川三知」氏の素晴らしいステンド
グラスが・・・。ぴかぴか(新しい)
本当に日本画を周到した素晴らしい構図。色合いもやわらかで
大原女のたおやかで素朴な様子がキラキラと輝いています。

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↑私たちのお部屋です。
壁は手漉きの和紙を総張りしています。
水周りは、人間国宝の真鋳工芸の方の作品だそうです。
普段に使ってこそ、値打ちがあがるというものです。
照明の加減で、柊の絵がうかんできます。
すぐ目の前に「俵屋」さんが見えます。
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↑檜のお風呂です。
香りで癒されます〜。オリジナルのバスグッズはやはり
「柊」と「白檀」の香り。シルクを使ったオリジナルのアメニティ
がセットしてありました。
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↑小さな坪庭ですが、丁寧に手入れがされ打ち水が敷かれ涼やかで
そして素晴らしいお風呂が向こうに見えます。
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↑お抹茶と加賀屋さんで作らせているという柊家特製の
お菓子「朧月(ろうげつ)」をいただきます。
モッチリとしたかわと餡が美味しいのですー。(^^)

リッツカールトンのコンセルジュのお友達が一番尊敬し
憧れている方と伺い、家庭画報のインタビューなどでも
私も憧れていた、柊家女将の西村明美さんが、わざわざお祝いの
メッセージを届けてくださいました。
女将はとっても気さくでお優しい方で、こちらの旅館の歴史や
そして苦労話、80歳の大女将のお母様との和やかなお話を
聞かせてくださいました。
初めてお話したとは思えないような優しいまなざしと心温かな
お話しぶりに和みます。
(あぁ、一緒にお写真を撮らせていただきたかったわ〜泣)

のちほど、ご高齢にも関わらず数々の文人をおもてなしされて
きた「おもてなしの達人」大女将がお祝いのプレゼントを
くださいました。
達筆な優しい文字でカンゲキのメッセージに胸に熱くなりました。
お二人とも、美しい凛とした結城紬を涼やかに着ておられ、笑顔が
素晴らしくて、思わず帯の蓮の柄に見入ってしまいました。
このお二人にお会いできただけでも、充分幸せな気持ちに・・・。

すれ違う、旅館のスタッフの皆さんの優しく心のこもった
笑顔と会釈、ピカピカに磨かれた漆塗りの壁や鏡、ガラス、
旅館自体が美術館のような世界の中で一つ一つにお客様への
思いをたっぷりこめて手入れをされているマンパワーのすごさ。
ここのすごさはまさに・・・
何よりもお客様に安らいでもらうことです。
家に帰ったような温かさ、心遣いです。
お話を聴いてサービスの深さを感じました。
京都の本物志向と、伝統を重んじながらも新しい技を育んでいる
こと。新館の素晴らしさを肌で感じながら、凝縮されたとても
思い出に残るお誕生日を過ごさせていただきました。


うちのダンさんは、食事のあと疲れてお風呂にはいるとすぐ
おなかを出して寝てしまいました(^^;;が、何よりも
こんな素晴らしい時間を忙しいのに作ってくれたことに
幸せを感じました。本当にいつもありがとうございまするんるん

さて、次回は素晴らしい「柊家」さんの夕飯と朝食を
アップしたいと思います。
posted by mint2 at 22:27| 兵庫 ☁| Comment(16) | TrackBack(0) | 旅のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とっても素敵に一日だったようですね。
大好きな京都で、ゆっくりまったりしたおもてなしを堪能できたんじゃないですか。

娘さんは「一緒に行きたい!」って言われないんですか?うちは私が行くところにはどこでも付いて来たがるので・・・・。
この間の大学の同窓会のお料理やお部屋を写真で見せると、「今度連れて行ってね」と言っています。あんな素敵なお部屋で二人ランチはないだろう・・・・って思うんですけどね。
今度、新地の「月波」で女学院の同級生とプチ同窓会をするんですけど、昨日一足先にお店のHPを見せたら、目がキラキラしていました。その内に連れて行かないと、お母さんばっかり・・・・って拗ねられるんでしょうね。
Posted by 魔子Dr. at 2008年08月04日 08:16
みんとちゃん
すごいー。さすが日本を代表する旅館ですね。
私なら緊張しちゃいそうです。
俵屋さんと共に一度は私も伺ってみたい旅館です。(^^)

夏、暑くてもいいから京都へいきたーいっ!!!
Posted by akko at 2008年08月04日 09:47
魔子Dr.様♪
暑くて数メートル歩くだけでも溶けそうでしたが、
やっぱりそれでも京都なので歩いていろんな通りを発見するのが
楽しかったのでしたー(^^)

魔子先生もお嬢様と仲良しですものね♪
今回は「二人でいっておいでよー」と送り出してくれました。(^^)
外食やお芝居、映画は一緒に行きたいとか言うんですけどね。
最近は私が娘に振られることが多いんです(^^;;
新地の「月波」さんはランチ(今はしておられないそうですが)に一度お邪魔しましたー。
たくさんお料理がでてきたのでびっくりいたしましたよ(^^)
ママがチェックしてから連れてってあげるわよ!ということで
お友達とたくさん楽しんでいらしてくださいね〜(^^)
Posted by mint2 at 2008年08月04日 16:25
あっこ♪
ありがとうございますー。
おいくらしたのか、うちのダンさんは教えて
くれないけど俵屋さんより安価だったようですよ〜。(^^)
是非、あの女将さんにお会いするだけでもダンナ様と泊ってみてください!
本当に素晴らしい体験になりましたよ。

本当は、北山まで頑張って行きたかったのに
断念しました。ついタクシー乗ってしまいちょっと予算オーバーです(笑)
今度は一緒にいこうね!!
Posted by mint2 at 2008年08月04日 16:30
お誕生日おめでとうございます!
きっといいバースディだったんだろうな〜と思ってたら、やっぱりでした^^
こんなところに泊まったら、もう五感がフル稼働しそうですね笑。でこのワビサビ具合は外からは絶対分からないんだろうなあ・・。(それこそ名旅館のステイタスなんでしょうけど)
って私は写真見てるだけでも満足です笑。
しかし、こういうプレゼントを用意してくださるダンさんも素敵です!
(ええ、おなかを出してたって素敵ですよ笑!)
Posted by みいこ at 2008年08月04日 23:37
みいこさん♪
ありがとうございますー。(^^)
すっかり年ばかり重ねてしまっておりますから
こういうぼーっとできる空間がお互いいいのでしょうね(笑)

ステイタスより何よりも、このソフトがすごいなーって思ったのですよね。
女将さんそのものが名旅館というか。
ここにいる人全てが柊家でしたね。
ぜひ、ダーリン様と泊まっていただいておなかだして
ガーガー寝ていただきたいです(^^)
あ、みいこさんはエレガントな方だから
うっとりスヤスヤですね〜。うふ
Posted by mint2 at 2008年08月05日 00:20
mint2さん、お誕生日おめでとうございます☆
実は、私も7月下旬生まれなんです。もしかしたら、誕生日がものすごく近いかも・・・たぶん生まれ年もそんなに違わないような気がします!

京都は、祖母の家が祇園のすぐ近くにあったので、今まではいつもそこに泊まっていたのですが、その祖母も昨年99歳で亡くなりまして、もう泊まれなくなりました。
柊家さんや俵屋さんは、一度は訪れてみたい憧れの旅館です。いつか泊まってみたいな〜。クーネルシネマさんを誘ってみようかな♪
Posted by Yako at 2008年08月05日 16:24
Yakoさま♪
わぁ〜。ありがとうございます。カンゲキです(T_T)
それもお誕生日お近くなんですね。
おめでとうございます。Yako様とお近くなんて光栄です☆
今度は一緒におめでとー会をいたしましょう(^^)

祇園におばあちゃまのご自宅があったなんて本当にステキ!!
京都にいつか樋口可南子さんみたいに住んでみたいなあと憧れがありますけど、なじみがある
Yako様がうらやましい〜(><)
是非、クーネル様と京都へいらしてください。
待合わせしてゴハンご一緒しましょう!!
ほんま、たのしみやわぁ〜(^^)
Posted by mint2 at 2008年08月06日 10:20
mint2さん、遅くなりましたが、お誕生日おめでとうございます。
京都の老舗旅館、柊家さんのことは存じておりましたが
mintさんのお話で、その素晴らしさがよく伝わりました。
新しい便利なものがどんどん出てくる中で、
少しでも設備が古かったり、不便だったりすると
たちまち嫌煙されがちな、このご時世。。
昔から変わることのない、お客様をおもてなしする真心は、
この素晴らしい旅館に生き続けているのですね。
>女将さんそのものが名旅館というか。
>ここにいる人全てが柊家でした…
mintさんの言葉に感銘を受けました。。
貴重なお話をありがとうございました。
一生に一度でいいから体験してみたいです!
お忙しい中、このような素敵なプレゼントをなさるご主人様の
おもてなしも超一流です!


Posted by Y-Moonlights at 2008年08月06日 10:28
moonlightsさま♪
カンゲキのお言葉ありがとうございますー。(^^)
40を超えてようやくこういった旧いものを大事にし格式を守りながら普段着の表情を
きちんと備えたラグジュアリーの極意を体感でき感謝できるようになったのかなあとも
思いました。
まだまだ私など身の丈にあわないのですが、そういった杞憂を吹き飛ばして心温かなもてなしをして下さった女将さんら皆様に感激の一夜でした。
是非是非、moonlights様もご主人様とお二人
のんびりいらしてください。
伺いますと費用対性能比率は素晴しく都心やパリ、NYの
超一流ホテルよりオトクだと思いますよっ。(^^)
Posted by mint2 at 2008年08月06日 16:32
お誕生日おめでとうございます〜!!
(遅くなりまして申し訳ございません><)
こんな素敵なプレゼントをしてくださる旦那さま
なんて素敵な方なんでしょう。。。
今度、うちの旦那君によーーーく聞かせておか
なくては(笑)うちじゃ一生無理でしょうが^^
柊家旅館、前は何度も通過したことありますが、
中をこんなにじっくり拝見できて感激です。
文章を拝見しているとこちらのスタッフの方や
女将の心意気が非常に伝わってきます。
言葉では表せないほどの素敵な旅館なんですね。
ワタクシも一度は訪れてみたいものです★
Posted by olive at 2008年08月06日 16:46
oliveさま♪
いつもお優しいコメントありがとうございます〜。
皆さんにこうやってメッセージをいただけるなんて
本当にありがたいことです。
これからもこれをご縁によろしくお願い致します(^^)

私もoliveさん同様、何回も通っている麩屋町通なんですが、
こんな素晴しい
歴史的空間が広がっているなんて!と思いました〜。
大女将のかわいらしさと80を過ぎて尚、艶やかで品のあるあの笑顔。
あ〜。こんなおばあちゃまになりたいなあと思いました。
なんと新館は大女将がご自身の経験やアイデアを
随所にいれておられるそうです。
oliveさんのご主人様もきっと気に入ってくださるはずです。どうぞステキな仲良いお二人で行っていただきたいですー(^^)
Posted by mint2 at 2008年08月07日 09:22
やっぱりー!!なんて素敵なお誕生日だったのでしょーーーうらやましい限りです!!
7月に2回ほど京都行きを試みましたが、暑さに負けて先延ばしに。。。
でも、このような素敵な宿には泊まれませんっ

最後になりましたが
お誕生日おめでとうございますですっ♪
Posted by yuriko at 2008年08月07日 14:07
yurikoちゃん♪
ありがとうございますー。
yuriちゃんもおめでとうございますー。私が東京に
住んでいたら一緒にお祝したかったなあ(^^)
ともかく、神戸から愛を贈るわ〜♪

7月も8月も特に京都の暑さって熱波がでてるが如く暑くて、
すぐタクシーに乗ってしまいますよ。(><)
祇園で遊ぶのはやっぱり涼しくなってからにしまひょ♪(笑)
S夫妻とyuriko夫妻で是非お泊りになってくださーい。女将さんがとってもステキでyuriちゃんとも仲良くなりそう☆
Posted by mint2 at 2008年08月08日 11:35
mint2さん
(遅ればせながら)お誕生日おめでとうございます!こんな素敵な空間をプレゼントして下さるなんて、素敵なだんな様ですね♪♪
旅館自体も、女将、大女将そしてスタッフの方も、すべてが1つになってmint2さんおもてなししていらっしゃる様子が伝わってきて、うっとりしてしまいました。
私はホテルよりも旅館の方が好きなので、将来いつか泊まってみたいです♪
Posted by Makko at 2008年08月10日 04:26
Makkoちゃん♪
ありがとうございますー。
私もMakkoちゃんと夏生まれ同士で嬉しかったです。
運命感じましたよっ(^^)
敷居の高い名旅館というイメージだったのですが
本当にホスピタリティの素晴らしさを随所に見せて
いただきました。
水周りなどは機能的でピカピカに清潔です。
外国の著名な方がこよなく愛しておられるのも
よくわかりますー。
ぜひ、お母様と泊ってくださいっ。
お料理も素晴らしくてアルマーニさんはこちらの
朝食の大ファンだとか♪
Posted by mint2 at 2008年08月10日 11:01
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