2008年11月16日

(アホな独り言)マスメディアって。。。

ずっと引っかかっていたことなので、記録として。。。

昨夜、フジテレビ系の「すぽると」を観ていました。
野球も終わり、最近のスポーツニュースといえば、スケートの
真央ちゃんだったり、ゴルフの石川遼くんや上田桃子ちゃんや
オグシオコンビくらい。
確かにネタとしては小さいのでしょう。
私も、深夜に洗濯物をかたづけながら本を片手につけっぱなしの
テレビを観ていたわけです。

すると、なんとこの番組のキャスターであるフジテレビ
人気アイドルアナウンサーの平井理央さんのお誕生日と
いうことで華々しくお祝いを番組ですることに。。。
他のキャスターから花束を受け取り、サプライズのお母様の
手紙に涙し、彼女が涙し番組頑張ります!みたいなコメントと
アップが映し出され、そのままエンディングとなりました。

えええ???
これってスポーツ専門の
報道番組じゃないの???

(かなりワイドショー色が強いけど・・・小声)

驚きましたっ!!
もちろん、現役のアイドルよりもかわいいビジュアルの理央さんなので
ウレシ涙のアップは美しいし、不快感を感じるものではないのです。
だけど、だけど、なんかおかしくありませんか?
>フジテレビ

そして、経団連会長、トヨタ奥田会長発言。
トヨタ自動車の奥田碩相談役は12日、首相官邸で開かれた
「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」の席上で、厚労省に
関する批判報道について、「あれだけ厚労省がたたかれるのは、
ちょっと異常な話。正直言って、私はマスコミに対して報復でも
してやろうかと(思う)。スポンサー引くとか」
と発言した。

奥田氏の発言は、厚労行政の問題点について議論された中で出た。「私も個人的なことでいうと、腹立っているんですよ」と切り出し、「新聞もそうだけど、特にテレビがですね、朝から晩まで、名前言うとまずいから言わないけど、2、3人のやつが出てきて、年金の話とか厚労省に関する問題についてわんわんやっている」と指摘し、「報復でもしてやろうか」と発言。
  〜ヤフーニュースより抜粋〜

このニュース、翌日の朝刊でトップ記事になった新聞は
一誌もありませんでした。
これってすごい発言だしコワイなー。あせあせ(飛び散る汗)
と思っていたところなので、いきなり圧力かかっちゃったの?
なんて余計に思ってしまいました。
やっぱりテレビのニュースもこの発言を大きく取り上げている
報道は私が見る限りなかったのでした。
それって、だけど、なんかおかしくないですか?

奥田発言に象徴されるマスメディアと大企業の極端な
非対称の関係性は、新聞、テレビ全般に貫かれていて
大企業にとってよからぬ報道はされず、都合のいいように、
大企業の思惑どおりに報道されかねないという危機感を
感じちゃうのですけど・・・・。ふらふら

と思ったら、最近はパチンコのCMばかり目につきます。(^^;;
パチンコに熱中して幼児をほったらかしにして死なせてしまった
親の事件などの時は報道しにくくなるのでしょうか。

といいつつ、私は企業側の人間でそのどこか鷹揚な姿勢を
身に着け、他社との関係性において近い兵糧攻めをしていることが
あるかもしれません。。。。
不条理ですよね。

そんな杞憂を感じながら、「たかじんのそこまで言って委員会」を
見ていたら、同様のことを提起していました。
ちなみにこの番組は特定のスポンサーはついていないから
こういう発言ができる柔軟性があるとのこと。
大変やなあ。。。ダッシュ(走り出すさま)

いずれにしろ、ファッショまでとは言わないまでも
ここ最近のメディアの動向、不安を禁じ得ません。

※アホな独り言ですので、ムツカシイ、そしてちょっと過激な
コメントは勘弁してやってくださいまし〜、よろしくどうぞ♪
posted by mint2 at 23:49| 兵庫 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マノロ・ブラニクと角田光代「さがしもの」

うちのダンさんが、ずいぶん前につぶやいた言葉。
「私のあと残りの人生には、煙草と本があればいい」
あの人が持ち運ぶものは、その二つだけ。
それでどこにだって行けるだろうと。。。

親友にこのことを話すと、「みんとちゃんはそれでいいわけ?」と
心配をしてくれたりしていましたが、
私はその言葉を聞きながら、なんだかあの人らしいなあ。。。と
何故か笑ってしまっていました。
余計なものをそぎ落として、たくさんの欲望を捨て
ただ穏やかにいろんな戦いから離れてこうやって生きていくこと。

私はそうやってこの人が大好きな野球の近くに
いられるように、そばで見守っていけることが
私の残りの幸せかもしれない。
そして、こうやって私も本を読む。
映画を観る。
スポーツに感動する。
そして子供の幸せを願い、母とお茶を飲む。
友と笑い語らう。


角田光代さんの「さがしもの」を読了。
L4101058245.jpg
角田さんは女流作家でも3本の指にはいるくらい好きな作家さんです。
この方もうちのダンさん同様、何も食べなくたって
本を読んでいれば幸せな人なんだなあと思う人。
以前、インタビューでネパールでつい手にした本を読んだ後に
古本屋で売ったあと、数年後、中東のある国の路上で見つけたという
話をしてらしたことがあるのですが、そのことを元に9つの小品集を
書かれていました。
旅する本。。。
なんてステキな言葉なのでしょう。

私がこの中で好きな短編は、「彼と私の本棚」
本がきっかけで付き合い一緒に暮すことになった二人が
別れることになる。
そして荷物をまとめて二人が暮らした部屋から彼女がでるときに
二人が読んだ本を片付けていく話。
これがとてもおもはゆく、せつない。
彼が他に好きな人ができたので、もう一緒に暮せないというと
彼女が・・・
「その人、本を読むの?」と口にするところ。
じんわり心にしみて、最後で一気に泣けました。
”びょおびょお”と泣く。
こんな感じ。
恋と本、そして喪失感の大きさが、本棚が示しているところ。
角田さんの等身大の言葉が心を揺らしていきます。

そして、ポール・ギャリコの「雪のひとひら」
51TNSG2968L._SL160_
女の一生が、冬のある日に空から舞い降りた雪のひとひらの
一生となぞらえて、実にピュアに繊細に描かれていく物語です。
女が生まれ、恋をし、結婚をし、子育てをし、年をとり、老いて
死んでいく。。。。
私が泣けたのも、夫の雨のしずくとの別れのシーン。

いかなる理由あって、この身は生まれ、地上に送られ、よろこび
かつ哀しみ、ある時は幸いを、ある時は憂いを味わったりしたのか

女の人生がひとひらの雪に重なります。
美しい珠玉の言葉が翻訳の矢川澄子のことのはで表現されます。
心が打ち震えるほど美しくはかなげで素晴らしい言葉の数々。
素晴らしい翻訳をされる矢川さんです。
ラスト、あたたかく柔らかな気持ちに救われます。
装丁の絵もステキです。ぴかぴか(新しい)

ずっと気に入って履いていたマノロの靴がコンクリートに
ひっかかってやられてしまいました。
甲のところがパラリと開いてしまい、何度かリペアに出したのに
やっぱりお釈迦に。。。(涙)
今夏のお話です。
なのにうちのダンさんが覚えてくれていて、先日、外商さんに
頼んで買っておいてくださったそう。。。
2008111433.JPG
カットのラインが前のと変化し、色も黒だったのですが
今回は濃紺です。若干素材が違うところもありますが、
間違いなくこのデザインです。覚えてくれてたのね。。。
というか、どのようにあの人が頼んだのでしょう?(笑)
>それは聞かないでおきましょう。かわいい
バックストラップがずれてくるので、滑り止めを補強して
もらいにデパートに伺ってまいりました。

大事に大事に履かせていただきます。
背筋を伸ばして、頑張ります。
本当にありがとう。
posted by mint2 at 23:41| 兵庫 ☁| Comment(9) | TrackBack(0) | BOOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「祇園さヽ木」と高台寺へ♪A

秋の京都のお話です。(^^)

楽しいそして素晴らしいお食事のあと、さなえ先生はじめ
会食をご一緒した皆さんと佐々木さんと名残りおしくご挨拶をし
そして記念写真を撮らせていただきました〜カメラ
皆さん、有難うございました。

その後、せっかく秋の京都にきたのだからということで
親しくさせていただいている皆さんと一緒に三寧坂をあがって
清水の参道を抜けて、ねねさんが太閤秀吉公の菩提を弔ったという
高台寺へ。。。ぴかぴか(新しい)

行きの阪急京都線はぎゅうぎゅう詰めの満員電車。
やはりそのとおり、秋の紅葉を愛でにいらした観光客でいっぱいの
東山です。
南禅寺あたりまでこの混雑は続くのでしょうね〜あせあせ(飛び散る汗)
P1000799.JPG
美しい石庭をのぞみます〜。
しかし、この後ろはたくさんの人が並んで座って騒然として
いるのですよね(^^;;
P1000803.JPG
本堂とそしてその奥には太閤さんとねねさんが眠る廟があるの
でした。
P1000805.JPG
P1000808.JPG
時雨亭まで上がりますが、まだまだもう少しひんやりした雨を
紅葉たちはまっているのでしょうか。
ほの赤くはなっているのですが、青もみじで物足りない
感じですね。来週末以降のほうがより美しい紅葉を楽しめそうです。

ねねさんが晩年を過ごした高台寺ですが、華美なところがなく
とても穏やかでひなびたよさがあります。
奥行きを感じる庭の様子と勾配傾斜のある渡り廊下が素晴らしい
コントラストを見せてくれています。

太閤さんとねねさんに手をあわせて、そして皆さんとお茶をしに
また花見小路まで戻りました〜。
以前からいきたかった美山荘のご主人である中東さんが
プロデュースしたギャラリーカフェ「OKU」へ。
芸妓さんの置屋さんや町屋が並ぶ祇園らしい町並みがそのままの
筋にリノベーションした「OKU」さんがありました。
近くには、鰻の「う」さんや、アイスクリームが絶品な「きなな」
があります。
中にはいると白を基調にしたギャラリーのような風情。
杉を磨いた美しい一枚テーブルに、イタリアのモダンなチェアが
マッチしています。このヴィオレ色が美しく、軒下から垣間見える
箱庭にとても調和していました。
和の伝統美とこのアーティスティックなヴィオレが融合した
感覚に思わずうなってしまいました。
(イタリア人のパトリシア・ウルキアラさんの作品だそうです)
2階に上がると白壁にアクリル画が。。。
まるでエッチングのような黒の描画が何故か日本画のようで
和みます〜。
今回は、ぜひ食べてみたかった「OKUパフェ」です。
P1000810.JPG
斜めに稜線をあらわすような抹茶の緑とクリームの白。
濃厚な抹茶ムースとパンナコッタです。あっさりした黒糖寒天の間に
小豆バターケーキ、その上には白玉の食感が楽しい小豆アイスと
抹茶アイス、と成熟した大人の香りが漂うコンビネーションです。
美しいグラデーションはさすが美山荘プロデュースと感じます。
アイスの上に乗ったクッキーは美山のひとひらの葉のようです。
お味は素晴らしいので、夢中でいただいてしまいました。手(チョキ)
1600円の大人のパフェは、この価値ありの逸品ですよ!!わーい(嬉しい顔)
お友達は、名物のOKUプリンと、笹茶、そして美山ぜんざいを
セレクトしておられました〜。
とっても美味しそうでしたよっ。(^^)
お昼もいただけるお店なので、こちらでのんびりモダンな器で
いただくランチもオススメです。

ポカポカした京都でしたので、お水を何度もおかわりして
しまいました〜。
なんと、花背からくみあげてきたお水だそうです。
壊れそうに薄いのですが、口当たりの優しい美しいグラスで
いただきました。
そんな小さなところからも中東さんのこだわりを感じる
身近にありくつろげるとてもステキなお店でした。ぴかぴか(新しい)

お付き合いいただいたステキなマダム。
Yさん、Sさん、Hさん、ありがとうございました〜。
また、近いうちに京都デートできますようにるんるん
posted by mint2 at 22:44| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。