中々、パソコンも触れず、お友達のブログも拝見できず
ちょっとストレスもためながら、有馬に行っても、おでかけ
しても、ついついこの本の誘惑にひきずりこまれてしまい
ました。。。
>皆さん、遊びに伺えずごめんなさいね〜。

トム・ロブ・スミスのデビュー作
『チャイルド44』上下巻


めちゃ、おもしろいっす!!
>おかわりくん風(^^)
単純なミステリーもしくは謎解きと思ってしまいがちですが
これがしっかり裏切ってくれるのです。
謎を解決するというより、完璧に・・・
読み応えたっぷり気持ちいい
クオリティの高い冒険小説です!!
前半のスパイ追撃のシーンもそうだし、
左遷されてからもそうなのですが、
主人公がぎりぎりのところまで追い詰められていきます。
収容所への護送列車から脱走までしてしまいます。
自分の罪への贖罪というだけではない何ものかにつき動かされて
そして悲しくこっけいなほどに、追い詰められていくのです。
この辺が、近年の冒険小説にないほどの切迫感でリアリティが
たっぷりでした。
うーむ、新進気鋭のすごい脚本家あらわる!!
いかに映像的に丹念に描写し、プロットを計算して読み手を
強引に納得させる巧いワザの連発。
旧ソヴィエトの寒さ、怖さ、過酷さ、不気味さ、
密告社会の恐怖感、緊張感。
そして、なぜこんなに子供達が無残にも殺されてしまうのか。
家族の絆とは、血とは、そして人間の尊厳とは。。
最後に愕然となります。
翻訳者、田口さんの職人的な手管を感じる文章力が大きいの
でしょうか。翻弄されまくりましたわ。。。ワタクシ(^^;;
高校時代にこの本を読んでしまったら、おそらく心の体力的に
しばらく立ち直れないかも。。
というまで打ちのめされてしまいました。
ジュンク堂書店の新潮文庫に普通に平積み。。。
コピーも何もつけられず扱いが小さすぎるのですが
本当にこんなにおもしろいのに、どうして???なんて
思ってしまいましたよ。(^^;;
映画はリドリー・スコット監督で撮影されるとか。。。
ハリウッドのステレオタイプの俳優ではなくロシアの
冷たく悲しいスパイを感じさせる俳優さんでお願いしたいところ
なのでした。
久々に大好きな「祇園おかだ」さんの
鯖の棒寿司をさなえ先生のご紹介でおくっていただきました〜。
おかださん、さなえ先生、いつもありがとうございます〜。
京都がきゅーんと寒くなるこれからは、鯖街道からあぶらの
たっぷりのったてっぷりと身の厚い鯖をいただくのが季節の
楽しみなのですね〜。
夏の鱧寿司につづいてのちょっとした贅沢です(^^)
↓大きな身です。たっぷり12切れもあるのでお腹いっぱいに
なっちゃいます。
鯖と寿司飯の間の山椒がきいてて、上品で美味しいのです。
まったりいただきたいのだけど、やっぱりお酒がほしくなるお味。
ほおばると口の中でこの〆た鯖がトロリと同化する感じです。
>なんのこっちゃ。
母は、焼き海苔をまいていただいてました。
こうするとまた味わいが変わって楽しめました♪
