かなり時間がかかってしまいましたが。。。
忘備録として・・・。(^^;;
春先に京都ゴルフ倶楽部、上加茂コースへお友達とプレーを
するため、うちのダンさんと共に京都に泊まりました。
母と亡くなった父の思い出の旅館なので、とても楽しみにしておりました。
本来なら、京都や奈良でプレーなら絶対、車で帰りたいと駄々をこねる
ところなのですが、前夜に出版社の方とお茶屋さんにいく約束をしていたの
でした。一泊目は御所すぐの京都ブライトンホテル、2泊目は俵屋さんです。
ゴルフやお茶屋さんに行ってる間は、京都在住のお友達にお付き合い
願いました。
まずは
京都ブライトンホテルにチェックイン。
御所を横目に烏丸を上っていきます。
途中
、「澤井醤油」さんの木塀の艶やかな色に京都の風情を感じます。
京都ブライトンホテルは、弊社役員のお客様用にお世話になって
いますが、数年前の友人の披露宴出席以来です。

京都にも華やかなホテルがたくさんあると思いますが、こちらは
どちらかというと地味目なほう。しかしロビーにはいるやいなか
天上まで吹きぬけた贅沢なつくりに圧倒されます。
とにかく、京都一といわれるスタッフのサービスの質の高さ。
ベルガールの優しい微笑みに和みます。

目配り、心配りが十分に行き届いています。
最上階のデラックススィートを用意していただきました。
ドアをでると、吹き抜けなのですぐ眼下にラウンジやロビーの
華やいだ様子がみれます♪
ゆったりとしたお部屋で、
こちらのソファは、ぐるりと長々タイプ
バルコニーに向けてカウチソファになっていて、思い切りくつろげるのでした。

(プリンスホテル系、旧ダイエー系の丸テーブルとか私は大嫌いなので
ウレシ〜)
予約をとってくださった方が伝えていてくださったらしく
私が柚子湯が好きというので、バスルームのアメニティには
「京都嵯峨野の柚子でございます。」と網に大きな柚子が2個
まるごとはいっていました。バスタブも少し小さめかなあと
思ったのですが深めで、日本人がゆったりとできるタイプ。
ゴシゴシタオル(体を洗うザラザラのナイロンタイプ)もついていて
アメニティも完璧でした。
なんといっても、こちらのホテルは京都市内に地下にある伏流水を
利用しています。伏見のお酒も、美味しいお料理、お豆腐も、美しい
友禅もこの京の町の真下にある豊富な地下水が支えているそうです。
ミネラルウォーターも置いていますが、このままのお水もお飲みください。と
表記してあります。
確かに、髪を洗ってもガシガシ感はなく、カルキの匂いもなく
やわらなかお水のような気がします。
うちのダンさんは、祇園へ。
私は、R先輩ご夫婦と一緒に
「桜田」さんへ。
同志社大で教鞭をとっておられるRさんのご主人様がご贔屓になさって
いるそうで、とてもよくしていただきました。(^^)
御影のマダム様もご贔屓にされているのをブログで拝見していましたから
とても行きたかったお店です。
名店、滋賀の「招福楼」の流れをくむお店ですもの、間違いないですよね。
>といっても「招福楼」さんに伺ったことはない私ですが・・(^^;;
日本を代表する秘書のお一人と言っても過言ではない、憧れのRさんと
ご一緒なのですから(といっても、とても気さくでお茶目な先輩♪)
たくさんのお話を伺って楽しい夜でしたー。
あんまり遅くなると、先に戻っているうちのダンさんが
いい顔をしませんので、ちょっと飲みなおしで河原町まで・・・
「バーK家」へ。
うおぉー。町屋バーだ!かっこいいー。
すごく雰囲気がよくて、カクテル充実ー。ジンベースのグレープフルーツが
入ったカクテルをいただきました。名前は失念。。。(><)
速攻でタクシーでホテルへ。
うちのダンさんはまだ戻っておりませんでした。(ほっ)
一人でゆっくりお風呂にはいっておりましたら、帰ってきました。
翌朝は、早いお迎えの車がきてダンさんは
「京都ゴルフ倶楽部」へ。
私は送り出したあと、荷物をまとめてチェックアウト。
やっぱり、京都bPのホテルですね。とても気持ちよく旅立つことが
できました。
そのまま、タクシーで
俵屋旅館さんに連れてってもらいました。
澤井醤油さんに立ち寄って、薄口醤油と丸大豆醤油を送っていただくように
お願いしてきました。
ここのたまり醤油は、お刺身だけじゃなくお魚の煮付けにつかうとバツグンです。
お昼少しすぎについたのに、お部屋は用意してあるので是非お使いくださいと
女将さんが言って下さいます。
玄関からは、かすかに心地よいお香の香りがいたします。
男衆さんが案内してくださいます。
これで何も言わなくとも、私が玄関まででるとこのままさっと
履物がそろえられるわけですね。
打ち水のしたしっとりとした玄関からお手水までたおやかな矢車草が
生けてありました。お部屋には母の好きな上村松皇先生の日本画がさりげなく
飾ってあります。
私達の部屋は「泉の間」です。
私にとって300年の時を越えた異空間でありながら、どこか懐かしく
くつろげる癒しの空間。
磨きぬいた廊下や庭の手入れ、ふと目に入る美しい雪見障子、欄間、庭のつくばいに
いたるまでどれ一つとっても日本の美と誇りにあふれています。
素晴らしい!の一言です。
ご紹介くださった方のご配慮もあったのでしょう。うちのダンさんの好みの
煙草も、甘いお菓子も、空気清浄機も、有名なお弁当も用意してくださって
おりました。んもーー。びっくりです。

もちろん、足がらくなように掘りごたつで、お布団も大サイズになって
いました。>デカイ人なんです。。。スミマセン

お弁当の天まき♪
母にお土産ー♪
黒川料理長の達者なおしながきにうっとり。

うちのダンさんが、あぶらののったお魚が好きということを
リサーチされていたようで、とっぷりとあぶらののったのどぐろの
お煮付けです。
私は名物の鯛のかぶら蒸し〜。

もぉぉぉー、美味しかったー。平野豆腐店のお豆腐から京都らしい、蒸し寿司
まで、堪能しました。
特に感動したのは、他の宿泊客の方と一緒にならないように
配慮してくださる点。
お忍びでいらしてる著名な方も多いからという
ことなのでしょうね。うちのダンさんが書斎のコーナーで本を手にとり
読んでいると、目立つ人なのでさりげなく独り占めできる時間などを
教えてくださったり、お一人、写真をお願いしますと言われそうになった
時にご遠慮くださいませねと、旅館の支配人の方が丁寧に対応しておられた
そうです。
(私も、嬉しがってデジカメはやめなさいと、ダンさんからたしなめ
られました。。。^^;;)

支配人さんと、司馬遼太郎先生のお話で花を咲かせていたそうです。
書斎には宿泊者が使えるようにMacがおいてありました。
お茶をいれていただきましたカップはマイセンのブルーオニオン。
はかまの様子とみるとおそらくアンティークかなと思いました。
グラスはバカラでした。
私が、書斎やロビーに伺うときもまったく外のお客様にあいませんでした。
ロータスカラメルクッキー(イノダコーヒーさんにもありますよね)
やチョコ(中村藤吉書店の抹茶のチョコ?)もさりげなく置いて
くださり、ダンさん好物のアイスコーヒー氷少な目もさりげなくありました。
日本料理も、名物の蕨もちもどちらかというと苦手なうちのダンさんですが
こういった配慮がありがたかったようで、「毎年きたらいいんだから・・・」と
言ってくれました♪
今度は日本シリーズ終わったら連れていってもらいたいです〜。
また、母と父が20年前に泊った際に竹の子ゴハンがとても
おいしかった話していたことを伝えると、なんと宿帳が残っていたらしく
チェックアウトの際に、お父様は、「ぐじをことのほか喜んで
おられた」と係りのものが記したものがありました。と女将さんが
伝えてくださいました。
涙がでそうになるくらい嬉しくて、「亡くなった父が、最後に母と
二人で来た旅館にこれて私達も幸せです」とお礼を申し上げました。
まだまだ身の丈のあわない私が泊らせていただいたことも
俵屋さんの宿帳に記されるのでしょうか。。。
恥ずかしい気持ちで実はいっぱいになりましたが、
こうやって大切な思い出を置いていただけることを心から感謝せずには
いられない
日本一の旅館でした。
★のちほど、お料理やブライトンの写真などをアップさせて
いただきます。